Together to Tomorrow

あしたにむかって -aki's blog-

2007年08月

蚊帳を吊って.jpg
二階部屋からの眺め.jpg
実は今回の輪島にはもう一つの目的がありました。大崎漆器店の修復に伴ない、家のどこかにネパール紙で何か出来ないかと思いを膨らませていました。材料、道具、を車いっぱいに詰めてやってきたのは、実はそんな訳です。お話を伺うと、ギャラリーになるメイン空間の壁に私たちの紙貼りをデザインされていたと聞き、びっくり仰天。大崎邸を管理デザインされている高木信治先生と大崎さまご夫妻とで紙の話合い。この空間にマッチするネパール紙が決まりました。残念なことに東京から持って来て無い紙に決定したので、私たちの作業は延期になりました。でもまた輪島に来る楽しみが増えました!作業がキャンセルになりましたが、大崎さんご親切でしばらく大崎邸にホームステイ、なんと光栄なことでしょう!2階のお部屋に蚊帳(初体験)を吊っていただきました。2階からの眺め、これが塗師屋造りの民家です。能登瓦が立派ですね。本当に素晴らしい家です。地震にもめげず、残されるべき家なのです。奥には土蔵があります。この土蔵は地震で随分痛みました。この土蔵の修復作業で全国から職人、町づくり水野さまのコーディネートでボランティアの方々が集まってきています。
崩れた土蔵.jpg
これは大崎邸の隣々「白藤酒造」さまの「土蔵」です。大崎さんの土蔵は全貌が見えないのでこの写真で見ると、土壁の中には柱があり、その柱に縄で竹棒が絞められています。土を塗りやすくするためです。大崎邸の土蔵は縄絞めのタイミングでした。職人さんがボランティアの方々に指示しながら、皆で頑張っていました。縄のままでもとっても美しいです。29日には土に埋まります。まさに職人技です。全国から左官職人さんが協力で集まり、この土蔵を残すために知恵を出し合っています。久住章さま、人見正美さまが大崎邸を指揮されていました。
土蔵の縄と竹.jpg
土蔵の縄と竹コーナー.jpg
縄は能登の穴水のもの、竹は岐阜から。そして土、本来は藁を使うのですが地震で藁が不足しているため、畳を切り刻んだ藁を輪島の土でまぜて発酵させていました。コポコポっと時々気泡が出てきます、この土は生きているのです。皆さん泥んこになりながら土作りを頑張っていました。
土蔵の土.jpg

海に入る海女さん神輿.jpg
海女さんのお神輿が日本海に入って行きます。水平線には夕日が沈みます。風流な原風景、ここにあり…、と思ったら神輿を担ぐのは厚化粧をした男衆。男社会の風習残る輪島では、海女さんは神輿を担ぐことはしません。その代わりに頼りになる海女さんの夫達が代々この神輿を担いできたのです。
獲ったさざえでおもてなし.jpg大崎邸に戻って宴の支度を手伝いました。集まってきたのは「土蔵」の修復に携わる職人・人見正美さん、ボランティアの学生達、そして私たち。大崎さんがなんと大きなあわびを仕入れておいて下さいました。悦子さんお手製のアワビの肝味噌で食べました。美味!ご馳走に今日の大猟サザエに炭焼きも、朝市で仕入れたアジはお刺身に、そうめんかぼちゃ(初めて食べました)は酢の物に、大御馳走です♪そして欠かせないのがやっぱり白藤酒造さん「白菊」(お酒)です。宴もたけなわ、鳳至の通りにキリコの山車が通ります。
アワビの肝味噌レシピは続きに…

祭ナイト.jpg

織庵1.jpg
夏の大仕事が終わりました。場所は小京都とよばれる栃木県足利市、「織庵」(SHIKI-AN) というレストランの光壁です。幅10mのガラス面に「糸」「結」をテーマに大きなデザインをしました。鈴木さんのお祖父さんが創設し、使われずにいた紡績工場に皆さんの感性が沢山入った素晴らしい空間となりました。
足利4.jpg

織庵デザイン画.jpg

妙の湯.jpg
秋田には秘湯や秘境がたくさんあります。ここは乳頭温泉郷「妙の湯」です。露天風呂は混浴、滝を見下ろす絶景です。とてもいい湯で景色に見とれてるとのぼせてきます。おじさん達が入ってくるので中々出られ無く、更にのぼせる温泉です(笑)。妹と一緒にホカホカ娘になりました。ここはJR田沢湖駅から車で1時間ほど、北秋田の山中にはまだまだ沢山の秘湯があります。秋田では本当に沢山温泉に入りました。湯質がそれぞれに違うので驚きます。お肌つるつる、毎日入れたらいいのにな!
妙の湯玄関.jpg

小俣峡2.jpg
小俣峡.jpg
秋田の秘境のひとつ、小俣峡(こまたきょう)に家族でハイキング。綺麗な水が一枚岩を流れる風景は圧巻です。道の末に現れる「三枚滝」は見事でした。道中は沢登りのように沢に足を入れて歩くので涼しくて気持ちがいい!リュックサックにはお弁当。木陰で沢に足を入れながら、ゆっくり家族と過しました。天気が良く、本当に暑い日でした。

おじいちゃんの手とタンポ.jpg


たんぽ作り.jpg
8月10日〜14日、実母の実家の秋田県北秋田市の田舎で過しました。おじいちゃん、おばあちゃんは80代で現役の「たんぽ」職人です。30年以上続けてきた仕事。土間の釜で米を炊き、炊き上がった飯をつぶして、杉の棒につけて、炭で焼き、棒から外す秋田の保存食です。いとこ達や親戚もみんな、おばあちゃん、おじいちゃんの「たんぽ」が大好き。「たんぽ」の名前の由来ですが、秋田の藩主佐竹家の殿様が刀の先につけたとか。「切りたんぽ」はもうちょっと長めの「たんぽ」を半分に切るので「切り」が前に付きます。焼きたてに甘味噌をつけて、鳥汁に入れて、そのままで、大人も子供も良く食べます。「たんぽ」作りを手伝わせてもらえました。なかなか思うように行きません。でも、炭を囲みながら祖父母との会話はとても優しい時間でした。形はともかく、味は美味しくできました。他の誰も踏み入れたことが無い体験だったようです。今年は田んぼの蛍が一匹しか見れませんでした。子供の頃はいっぱい飛んでいたのにな…蛍。
田舎ごはん.jpg

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