Together to Tomorrow

あしたにむかって -aki's blog-

2010年02月

傳

傳3

初春の午後。
都会の住宅街にひっそりあるCafe傳。コーポラティブハウスに設えるそのカフェのおおよその壁は「土」で作られています。異国情緒を感じますが、どこの国か想いは定まりません。時を経てできた壁の苔や染みは、湿度の高い日本の風土そのものを写し出し自然色が楚々と彩っています。冬空を写す池は春の訪れを待つ梢をシルエット…けれど寒さはまだ続きそうです。

登り窯
沖縄の登り窯はシーサーが見張り番。ここにも南島のおおらかさを感じました。素焼きの屋根瓦は地土の色を移しています。益子(栃木)で見た登り窯とはひと味違います。甘楽町(群馬)のだるま窯は今も熱を蓄えているでしょうか?
なぜか「釜」に縁があります。

立春の室礼
先生の「立春の室礼」です。
春蘭…春の訪れを知らせる花
ばんぺいゆ…最も大きな柑橘類で、初日の太陽に見立てます。
福面…前日の節分には鬼面ですから、翌日は福面を飾ります。

立春正月では、干支に構わず「寅」のお軸飾りや、
寅にちなんだ「寅耳草」(ユキノシタ)を飾って季節を愛でるようです。

『春告花』
初春の候
梅の花は咲く始め、暦の上では春です。鼻をつく風はまだまだ冷たく感じますが、梅の香りは春の清々しい風を運んでくるように感じます。週末は各地で「梅まつり」が行われるようです。気持ちが滞ることがあっても、季節は着実に巡り生まれ変わります。季節に寄り添うと、自然に心も動いてゆきますね。


妹の三十路を記念して明日から沖縄に家族旅行です。一足早い春の暖かさを持ち帰りたいと思います。お天気に恵まれますように…

節分 雪と鬼
1st/Feb/2010 snow in Tokyo

東京に初雪が降りました。
雪国の方や、雪国に行った方が、こちらに雪の精を連れてきたかしら?
とても綺麗な雪が積もりました。

鬼の室礼


2月3日は『節分』です。五節句ではありませんが、季節の節目を表す「雑節」のひとつです。旧暦では「立春」が元旦となり『立春正月』とされます。つまり「節分」は大晦日なのです。節分と言えば「鬼」、鬼には邪気、寒気、病気など目に見えない良くない物事が例えられますから、旧暦の大晦日である「節分」の日に、一年の「鬼」を豆(魔滅)で追い払うという行事です。さて、この「鬼」ですが、干支にもある「丑(うし)」と「寅(とら)」と二つの動物が掛け合わされています。「鬼門」という言葉を耳にしたことがあると思います。この「鬼門」とは、「丑(うし)」「寅(とら)」の方角にあたり不吉とされます。そこで唐の時代、中国の呉道子が「鬼」デザインしたそうです。日本では平安時代には「節分」行事が行われていたそうです。
「鬼はそと、福はうち」
子どものころは、妹と一緒に大きな声で家の外に叫ぶ豆もまいたものです。母の秋田の実家にやってきたあの恐ろしい「なまはげ」も鬼に通ずるもの。東北地方の一部では今でも旧暦で正月を迎えます。

今年もどこかの家から聞こえてくるかな・・・?
「鬼はそと、福はうち」

暦の上では『立春』から新年がスタートします。
清らかな気持ちで春を迎えたいです。


【節分の室礼】
鬼面…邪気
升ふたつ…ますます福があるように二重に
豆…邪気払い 煎った豆は「射る」に通ずる
めざし(焼かかし)…鬼の嫌いなにおい
こん棒(あたり棒)…サンショウの木の幹
柊…魔除け、鬼門の方角に植える木


二月の室礼教室で教えていただいたことをまとめました。
http://blog.livedoor.jp/saijiasobi/

追記
大晦日と言えばお蕎麦、
喉越し良くできたてホヤホヤの「蕎麦がき」をみなさんで拵え頂きました。
節分 そばがき

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