Together to Tomorrow

あしたにむかって -aki's blog-

2010年05月


inyou

「日本民家園」に出かけました。
お天気に恵まれ目映いばかりの新緑、
古(いにしえ)の時にタイムトリップ。

23棟もの古民家が自然の中に美しく配されていました。古い建てものを観賞するのが好きなので、公立の保存施設にはよく訪れます。

日本家屋は現在に至るまで、大きな変化をして来ました。戦後を期に、欧米の生活様式を日本風にアレンジして発達してきました。わたしたちは、多くを手に入れ、多くを失いました。どちらがら良いかは各々ですが、古い建築には何とも言い難い「気持ち良さ」があります。人々が代々継いできた雰囲気がそこにあるからでしょう。


komorebi tatami


大学生のころ、谷崎潤一郎の陰翳礼讃(いんえいらいさん)を読みました。日本の「陰」がここにありました。お椀の中をのぞきたくなり、障子の影に季節の移ろいを愛(め)で、鏡のにぶい反射に思い馳せる。

古(いにしえ)ロマンを満喫する小さな旅でした。

 

そろそろ梅雨の季節かしら
雨に本はお似合い

このところ、サガンに夢中になっています。
わたしはひとつの本を読み出すと、その世界観に支配され、影響を受けやすい。
だから今は淡く、サガン風に理屈っぽく、背伸びがちな「振り」をしたがる。
幼いころから変わらない、転身癖です。


 

サイン
「束ね熨斗」の文様をモティーフに、屋外サインを作らせていただきました。躍動感ある「江戸らしさ」を表現しています。高さ2.4メートルもの大画面、大胆で繊細な紙の手仕事が要されました。写真は職人さんに設置してもらっているシーン、手しごとの連鎖は気持ちが良いです。その後、ロゴが入り、無事に完成しました。



紙の透けは、わたしに途轍もない感動を起こさせます。仕事をしていながら、時に感極まる時があります。それもなぜか紙を透かしている時です。

isu小さな椅子。フランク・ロイド・ライトが子供のためにデザインした小さな椅子です。何でしょう…気持ちがいいデザイン。その「何でしょう」に、意図は強く感じるけれど、媚びが感じられない。デザインの在り方について感慨深い気持ちになります。作り手として、そんな存在でありたいと思うのです。

gakuen


黄昏の自然光は、古い建物に似合います。時の流れの中に、建ものは動きません。けれど人や、それぞれの思い出がここに存在するのだと感じる空間でした。

水口祭り昨日の室礼教室では、六月「水無月」について習いました。一年の半分にあたる六月は田の関をひらき水を通し、「水口祭り」が行われます。先生の室礼飾りは、鉢に早苗を差し、早乙女が田植えをするときにかぶる(姉さんかぶり)豆絞りの手ぬぐいと、赤い襷(たすき)でした。他にも根が付くようにと「つくね芋」、良い田になれと「田作り」を供えるそうです。

6月16日は和菓子の日。嘉祥菓子の行事は、16個のお餅(まんじゅう)を神様にお供えし、その後、それを食べて疫病を払い健康を祈願しました。その昔、お菓子はお餅と果物で、大変高貴なものでした。京都「京菓子」、江戸の「上菓子」と江戸時代にお茶の世界で今日の和菓子となったそうです。、教室では先生のお作りになった「水無月」のお菓子をいただきました。三角型のお菓子です。三角は鱗(うろこ)文様から成り、鱗文様は魔除けを意味するそうです。小豆の赤は厄除けです。(レシピを頂いたので、わたしも作ってみようかしら…)

今日では「七つ菓子」、東・西・南・北・天・地に盛る人の心を加えて七つ、七種のお菓を供えていただきます。6月は和菓屋さんが華やぎますね。

先生をはじめ、教室にいらっしゃる皆様は私より大分年上の方々です。日本の昔ながらの生活や行事のお話を、生の声でお聞きするのはとても愉しいです。わたしの毎月のお愉しみです。

asaha 蕎麦屋の壁装飾の一部です。麻の葉と大川をモティーフに丁寧につくりました。
麻の葉文様は、古来から「お守り」に用いられてきました。赤ちゃんのおくるみや、帯、着物など。麻そのもの素材は神様(神社)の衣などには欠かせません。そしてその涼しげな風合いは日本のこれからの季節に「涼」を呼んでくれることでしょう。麻ののれん越しに風景を眺める風流なひとときが好きです。今年は素敵な水うちわを見つけます。

mouve

mon五月晴れ、
初夏の海岸に出かけました。
透明感のある建築が大空に映ります。

午後の爽やかなブルー
夕暮れのシックなモーブ

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