5月5日
群馬県甘楽(かんら)郡の「屋根舞台」に会いに行きました。日本瓦や瓦職人を技を伝えていく活動をされている方々です。「達磨釜(だるまがま)」は燻し瓦を焼く伝統的な土の窯です。その窯は現在日本に3基しか残っておらず、群馬県の藤岡瓦に2基、愛媛県の菊間瓦に1基。機械化が進む中、知らずうちに燻し瓦の伝統が消えかけていました。そこで立ち上がった「屋根舞台」が4基目を作ることを試み、この春に完成しました。窯職人は藤岡市の75歳の伊藤さん、100基以上も窯を作ってきたベテランです。伊藤さんの職人の技と知恵、屋根舞台・地元の皆さんの力で作った「達磨釜」は5月12日、初火入れのお披露目があります。
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だるま釜は「甘楽ふるさと館」に居ます。
瓦屋根.jpg燻し瓦の屋根と瓦壁です(うだつの家)。
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ここは「屋根舞台」の保っちゃんの自宅「うだつの家」です。瓦ってこんな風な使われ方があるんだぁと感心するばかりです。この日は「うだつの家」のお庭でガーデンB.B.Q.!保っちゃんお手製のバーベキュー台に「達磨釜」から出来た炭がくべられます。Mさん、Sさん、群馬ユニットの皆さん、徳井さん、徳井さんのお施主さん、どんどん人が集まります。しかも皆さん必ず美味しいおかずをご持参です♪私も前日に掘った茨城の新鮮なタケノコを煮て持って行きました。みんなとても仲良し!食もビールもお酒も進みます。保ちゃんが京都のお豆腐とお揚げさん、縄文干物という美食を取寄せてくれました。

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徳井さんのお施主さんご家族が、赤ちゃんの手形瓦を作りに来ました。この瓦は焼いて家族の記念のタイルとして新居の玄関に埋め込むそうです。
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日が暮れても宴たけなわ、みんな「うだつの家」に入り宴会は続くのでした。怪しげな格好の保ちゃんは子供たちに大人気、心地の良い空間で大人も子供も居心地良い抜群の環境です。
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群馬の皆さんありがとうございました。「達磨釜」と「燻し瓦」、応援しています!

徳井正樹氏の達磨釜記録にもっと詳しい工程があります。