iwasaki 
向夏、昼下がりの「旧岩崎邸」

海運行(「三菱商会(後の郵便汽船三菱会社)」)で財を成した岩崎弥太郎氏が、ジョサイア・コンドル(英)に設計を託し明治29年に完成した洋館です。
今に残る当時の華やかさは、威厳を感じさせながらも、エレガントです。手仕事のすばらしさにはじっくり手間ひまをかけている様子が伺えます。旧岩崎邸に関しては、個人的に『和館』の方が好きです。贅沢三昧な素材づかいと、職人の技が存分に発揮された明治時代の日本建築文化財だと思います。壁紙には全面和紙が使われていますが、120年前の経師技が今も健存です。洋館に初めて感激したのはいつの頃だろう…小学校に上がる前におじいちゃんに連れられた「上野博物館」だったように思います。旧帝国ホテルは明治村で見ました。箱根の富士屋ホテルも好きです。