dublin
21th June.2012 Dublin

夏至、一年で最も昼間の時間が長い日です。
長いこと照り続けた太陽が1日の終わりを迎えるころ。
辺りにはとばりが落ちはじめ、刻一刻と闇に包まれていきます。

夜の訪れです。

キャンドルの灯りが際立ち、暗闇を優しく照らし出しました。
夜の精霊たちが舞い降りて、皆の心を安らかにさせます。

今週末、ノリタケの森でギターの演奏とともに、キャンドルライトに囲まれお話の朗読をいたします。


『夏至祭』お話
「夏至」…日本ではあまり目立つ行事ではありませんが、春の訪れが遅いヨーロッパでは夏至のころがちょうど初夏。自然界が活発になることを祝い、1日で最も「昼間」の長い夏至の日に、人々は祭りを行います。大きな花輪を作り、日が暮れた頃に火を焚きつけ、人々はその周りを一晩中踊り明かします。このような「火祭り」には、恋占いや、縁起かつぎの意味が込められているそうです。
たとえば
・夏至の夜、家の屋根の上で、3回場所を変えて座る、または古いリンゴの木の下に座ると、未来が見える。
・夏至の夜、鬼火に目を凝らすと財宝がたまる。
・ハーブや薬草を、露が下りる前の、活力のある時間帯に摘む。
・夏至の夜、交差点に立つと、未来の夫と巡り合う。
こんなものもありますよ。
・井戸または泉を裸でのぞくと、水面に未来の夫の顔が映る。

世界各地には、「自然界」と「人間界」が通いあう行事がたくさんあるのですね・・・

昨年はアイルランドのダブリンで夏至を過ごしました。

Stonehenge


2nd Jul.2012 Drumbeg / Ireland  Stonehenge


http://aki.doorblog.jp/archives/51825806.html