アイルランド各地の教会や遺跡で見ることが出来る「ケルト十字」。その特徴的な形は、孤島・アイルランド(欧州の最西に位置)にキリスト教がやっと伝来しはじめた頃、アイルランド人(ケルト人)の土着(自然)信仰と交わった名残だと言われています。十字架に太陽を意味する円・サークルが施されたシンボルは、アイルランドの旅の風景の思い出に強く残ります。さまざまな宗教が普及を目的とされた時代には激しい征服や反乱が起こった地域もありましたが、ごく自然に他宗教を吸収してしまったアイルランド人の民族性に、和やかな人間味を感じさせられました。
ケルト十字1
ケルト十字2
ケルト十字4
ケルト十字3